気象庁の発表によると、この冬で最強クラスの寒気が20日以降、2度にわたって日本列島を襲う影響で、週末にかけて全国的に厳しい寒さが見込まれるそうです。北日本の日本海側を中心に猛吹雪の恐れがあり、週明け以降は九州から関東の都市部でも連日氷点下となる見通しです。気象庁は交通機関の乱れや水道管の凍結などへの注意を呼びかけている。
今週は、東海や四国、九州など普段、あまり雪の降らない所でも大雪が予想されます。慣れない雪が降る際に、お出かけ前に注意したいことが4つあります。
1.時間に余裕を持つ
歩きなれた道でも雪が積もっていると、目的地に着くまでは、普段より時間がかかることが予想されます。焦って、急ぎ足になると、転倒する危険性もあります。
2.滑りにくい靴を用意
靴底がツルツルしたものや、ヒールの高い靴は危険です。靴底に溝がついている運動靴や、登山用の靴などがおススメです。
3.歩き方に注意
普段より歩幅を小さくして、地面に垂直に足を踏み出し、重心はやや前において、足の裏全体を路面につけて歩きましょう。ゆっくりとペンギンのような歩き方をするのが、おススメです。万が一、滑ってしまったら、尻餅をつくように転ぶと、頭を打ちにくくなります。
4.両手をあけておく
リュックや肩掛けカバンなどを選び、可能なら傘を持つのも避けましょう。両手を出していれば、転んだ時でも、顔や頭を守ることができます。
寒波襲来まで、まだ数日ありますので、大雪対策をしっかり確認しておきましょう。
冷え込みが強まることで、水道が凍結してしまうことがあります。水道が使えなくなるだけでなく、水道管が破裂する恐れもあります。水道の凍結に、特に注意が必要なのは、以下のような時です。
1.気温が氷点下4度以下になる時
天気予報で、予想最低気温をチェックしましょう。ただし、水道管が屋外にある場合は、建物の北側で日が当たらない場所だったり、強い風が吹きやすい場所だったり、むき出しになっていたりすると、気温が氷点下4度以下まで下がらなくても、水道が凍結しやすくなります。
2.真冬日(最高気温が0度未満の日)が続いた時
日中も気温があまり上がらないと、水道管の中では、水が冷やされたままなので、凍結しやすくなります。水道管の近くに、気温計を置いて、気温をチェックするのも、おススメです。
3.旅行や帰省で家を留守にする時
長い時間、水道を使わないと、水道管が凍結しやすくなります。
今週の中頃には、水道管が凍結する目安となる、最低気温が氷点下4度が、東京都心でも予想される日があります。事前にできる備えをしておいてください。