『NISA』とは2014年にスタートした個人投資家のための税制優遇制度で投資で得た利益が非課税になる制度です。2024年1月からは新しいNISA(新NISA)に切り替わり、より長期的な非課税投資が可能になります。
『iDeCo』は個人型確定拠出年金のことで、税制優遇を受けながら公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金です。
こういった理由で税制優遇を受けながらの資産運用方法としてNISAやiDeCoが注目を集めています。しかし、資産運用のツールとして保険が有効であることはご存知でしょうか?
今回は、新NISAやiDecoとの比較や、資産運用に使える保険についてご案内します。
新NISA | iDeCo | 保険 | |
---|---|---|---|
目的 | 資産形成 | 資産形成 | 資産形成 万が一のリスクに備える |
開始年齢 | 18歳~ | 20歳~ | 0歳~ |
リスク | 高い | 低い~高い | 低い~高い(*) |
リターン | 高い | 高い | 中 |
換金性 | 高い | 低い | 比較的高い |
保険を活用した資産運用の手法の一つとして、終身保険や年金保険があります。終身保険は、一生涯にわたって保険料を支払い続けることで、保障を受けるという特性を活かして長期的な財産形成を目指すものです。また、年金保険は、老後の生活資金を準備するために積み立てることが一般的な活用法で、保険料を節約しながら一定のリターンを狙うことができます。
保険を使った資産運用のメリットとして、一つは定期的な保険料の支払いにより、計画的に積み立てができるという点が挙げられます。資産運用の初心者でも続けやすい形で資産形成が可能です。また、終身保険の解約返戻金を運用に活かせる点も大きなメリットの一つです。一方で、デメリットとしては、運用の自由度が限られてしまう点、保険会社に依存する点などがあります。したがって、保険を使った資産運用は、自分のライフスタイルや資産状況に合わせて選択することが重要となります。
資産運用に使える保険のひとつに変額保険があります。変額保険は万一のときの保障をしっかり確保しながら、将来の資産形成に役立つ保険です。死亡・高度障害保険金には最低保証があるので基本保険金額が保障され、運用実績が好調な場合、死亡・高度障害保険金は基本保険金額を上回ることがあります。
【例】東京海上日動あんしん生命の変額保険「マーケットリンク」の特長
満期保険金を年金でお受け取りいただくことも、積立金または満期保険金を原資に終身保険に変更することも可能です。
快適な老後を送るためには、
1、どのくらいのお金が必要になるのかを把握し、
2、いつまでにどのように備えたらいいのか、
正しい知識を身につける必要があります。
本冊子は、上記の2つのポイントについて
資産形成を考える手順や運用の一般的な考え方を
お伝えするためのガイドブックです。